上棟式とは?

建築工事中に行う「上棟式」という言葉をご存知でしょうか?
現在では知らない方も多いかと思いますが、上棟式は、本来、無事棟が上がったことを喜び、建物の無事を祈る儀式でしたが、現在では棟梁さんや大工さんたちへの感謝の気持ちを表すイベントとしての意味あいが強くなっています。

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上棟式は、工事に関わった人が一同に会し、お互いのコミュニケーションを深め、協力しながら家をつくり上げていこうとする意思表示のイベントでもあります。
また、上棟式は、新築の際に行うイベントして、一昔前までは一般の方でも普通に行なわれてきましたが、最近では、上棟式そのもののを行なわないケースが多くなってきています。

上棟式の歴史はとても長く、平安初期から行なわれてきたといわれています。
中世に盛んとなり居礎(いしずえ)や事始め、手斧始め(ちょうなはじめ)、立柱、上棟、軒づけ、棟つつみなどの儀式がたくさんありましたが、江戸時代になってからは、これらの個別の儀式を一つにまとめる意味で、現在の形式に近い上棟式だけが行われるようになりました。

一般的に、上棟式を行なうタイミングは、新築の家の土台が出来上がり、柱、梁、などのおもな骨組みが完成したあと、棟木を取り付けて補強するときに行なわれます。

上でも述べましたが、現在では上棟式は行わない場合も増えてきており、必ずやらなければならない儀式というわけではありません。

また、上棟式は地方によってもいろいろな風習があります。
ある地域においては、棟から日本酒を流したり、もちを投げ落としたり、小銭を投げるところもあるようです。

 

これから住まいの新築工事を検討している方は、一度、上棟式も検討してみるのも面白いと思います。
上棟式を行なえば、担当してくれる職人さんたちにも、しっかりと工事をしてくれていることについての感謝の気持ちを伝えることができますので、興味のある方は、業者の担当の方に相談してみはいかがでしょうか。

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