ベタ基礎とは

ベタ基礎とは木造住宅の基礎の構造で、他には布基礎という構造がありますが、
ベタ基礎と布基礎を比較すると、構造的にも他の面でもベタ基礎の方が優れています。%e5%b8%83%e5%9f%ba%e7%a4%8eimages

布基礎は土台の乗る部分の底部のみが幅40〜50㎝のコンクリート底板になっていますが、ベタ基礎の場合は底板全体が鉄筋コンクリート構造になっており、このコンクリート底板には太さ13もしくは20㎜の鉄筋が20〜25cm間隔で入れられている構造が多いのです。
この様に基礎の底板が一枚の鉄筋コンクリート構造になっているので自重を基礎全体で分担し、もちろん地震や台風などの外部からの力に対しても強度を発揮してくれます。

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ベタ基礎

他にもメリットは白アリや湿気の侵入を防ぐことができる点にあります。
床下は地面からの湿気が侵入し、束や根太にカビが生えたり腐ったりする場合があります。
また暗くて湿気の多い場所を好む白アリは床下から侵入し家に住み付くことが多いのです。
基礎をベタ基礎にしておくと防湿コンクリートの役目や白アリの侵入を防ぐ役目までしてくれるのです。

先に述べましたように家の重量を底板全体で支えることで安定が増すので、地震や台風などの外的な力に対しても耐力を発揮してくれるのです。
横や上下の力に対してもベタ基礎全体が受け止めて地面に逃がしてしまうので、被害が思ったより少ないというのはよくある事です。

おまけに基礎全体が鉄筋コンクリート構造ですので、圧縮力や引っ張り力の両方にも効果が出るようになっています。
地震や台風で全体的な揺れはあるでしょうが、布基礎の様に部分的に破壊されるというような事は少ないと思われます。

家族全員で生活する、場合によっては一生住み続ける大切な我が家です。
安心安全で快適な住居空間を提供してくれる住宅でなくてはなりません。
地震や台風などの天災に対しても耐えられる構造を持ってこそ安心して生活が出来るのです。
その要となる基礎部分こそベタ基礎にして安心を買いましょう。

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