前回は、外観の決め方という点についてお話ししていきましたが、いかがだったでしょうか。
引き続き、注文住宅のデザインについてお話ししていきますが、今回は内観の決め方についてお話ししていきます。
誰しも、「こんな家に住みたい」、という理想を持っているものですが、イメージするのはインテリア雑誌に載っている綺麗なリビングや、おしゃれな内装の雰囲気ではないでしょうか。
ですが、家を建てるということに関して忘れがちなのが、住んでみた後の「生活の快適さ」、という部分でしょう。
そこで必要になるのが、しっかりとした優先順位のもと、間取りを決めていくことです。
何から決めていけば良いか分からないという方は、この優先順位という部分を押さえておくことで、設計が格段にやりやすくなります。
まず決めなければならないのは、玄関でしょう。
土地に対して、駐車場の位置と入り口をしっかりと決めておくことが重要になります。
そして次に、水周りです。
キッチン、お風呂、脱衣所、トイレ、これらを最も使いやすい位置に配置しておくことは、生活をしていく上で非常に重要になってきます。
ここでようやく、リビングダイニングやお部屋について決めていきます。
残ったスペースでいかに、理想通りのデザインにしていくかということが内装を決めていくことでしょう。
リビングに関しては、通行人に見えやすい場所は避けて、日差しを取り入れやすい位置に置くというのが一つです。
また、前回の外観に関する記事でも申し上げましたが、窓について、内側からの位置も高さ、大きさ、という面で重要になりますのでしっかりと実際の生活をイメージしてご判断してください。
そして、2階をお考えの方も多くいらっしゃると思いますが、2階も同じく水周りから決めていくのが好ましいでしょう。
その時のポイントとしては、よく利用する場所なので、1階に音が伝わりやすいということを考慮しましょう。
以上が、内観を決めていく際の決め方になりますが、なかなか決めれず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。