失われた20年とよばれる長い景気低迷により、近年の住宅市場は一戸建て住宅から賃貸物件へ需要がシフトする傾向がありましたが、景気が回復傾向にある事から夢のマイホームへの憧れも戻ってきており、一戸建て住宅の販売件数も伸びています。
一戸建てを購入する際は注文住宅と分譲タイプに分かれ、それぞれにメリットやデメリットがあります。分譲は建築会社で設計され完成済みの家を購入する方法で、手間がかからず購入費用も抑えられる点がメリットです。
注文住宅は依頼者の希望にそった、完全オーダーメイドの一戸建てを作れるメリットがあります。
注文住宅では建設予定地選びから設計に至るまで、依頼者本人が主体となって家作りを進めていく方法で、住宅会社の担当者や設計士などとヒアリングを重ねながら、時間をかけて自分が思い描くマイホームを作れるのが魅力です。
家のデザインや間取りなどの内観を自由に決め、家族が住みやすい様に設計する事が出来るので、分譲より満足度が高いマイホームを手に入れる事が可能です。
注文住宅は室内で使われる設備や材料も決められるので、床板や壁、天井に至るまで好みの材料を選択可能で、子供部屋だけ木材を多用した環境が良い部屋にするなんて事もできます。
また、将来的に増改築もしやすい様に設計すれば、家族環境の変化にも柔軟に対応できる家を、作る事が出来るのも注文住宅の強みです。キッチンやバスルームに設置される設備も、様々なデザインや価格帯の中から選べるので奥様に好評です。
自由度が高いので注文住宅はコストがかかると思っている方が多いですが、実は工夫次第で費用を抑える事が出来るのも注文住宅の特徴です。
こだわりを取り入れる必要がない箇所や、目立たない部分の材料などを安価なものにする事で、コストをある程度、調整する事が出来ます。注文住宅を依頼する前に総予算を明確にしておき、担当者や設計士などに予算面も相談しながら進めていくと、予算内でオリジナルマイホームを建てる事が可能です。