リフォームをする時に多くの人が気にすることは暖房設備をどうするかです。
エアコンやファンヒーターを使用する方法はリフォームをした後に追加してつけられる設備ですが、床暖房を導入する時にはリフォームの設計段階で計画に取り入れておく必要があります。
床暖房は床に使う製材の下に設備を敷き詰める必要があり、ガス式のものと電気式のものがあり、ガス式のものは立ち上がり時のパワーが大きく電気式よりも早く温まると言われています。
電気式のものは料金の安い深夜帯に蓄熱をしておいて蓄熱体に溜まった熱を放出することで暖かくするタイプのものもあり、電気代を節約しながら床暖房が使えるというメリットがあります。床暖房の良さは足もとが温まることで快適な環境になることと、空気を汚すことがないというところです。
しかし足もとが温かくなるのは良いのですが、部屋が温まるまでには時間がかるという特徴もあるため、寒さが厳しい時にはエアコンと併用すると床暖房がしっかりと温まるまではエアコンで部屋を温めておくという方法がおすすめです。
エアコンはすぐに部屋の温度を上げることができるので、床暖房と併用すると部屋がすぐに温まります。また床暖房を導入するだけでなく断熱リフォームも欠かさずに行うことが大切で、特に逃げる熱の50%は窓からだと言われているために、窓の断熱性を高めておくことが大切です。
窓の断熱性能を高める方法としてはエコガラスへの交換があり、ガラス自体の断熱性能を高めることで、窓から逃げていく熱量を減らすことができます。
特に窓の多い作りになっている部屋は窓から熱が出ていってしまうことが原因で部屋の温度が低くなりがちですが、エコガラスへの交換で、部屋の寒さが改善されるでしょう。
リフォームをする時には、普段は行えないような変化をつけるチャンスがある時です。床暖房を入れるということは床板をはがす必要があるのでリフォームの際に行っておくと良いですし、窓の交換も普段はなかなか行えないのでリフォームをする機会がある時に、同時に交換を済ませておきましょう。