■概要
家づくりは大きく分けて5つの段階に分けられます。
1準備と計画
2土地・間取り・業者を選ぶ
3契約
4着工・工事
5引き渡し・確認
今回は3の契約についてお話させていただきます。
契約内容をきちんと確認しておかないと後で「こんなはずじゃなかった」という事になりかねません。そうならないためにもポイントをきちんと確認しておきましょう。
■3.契約
まずは契約前に不動産会社から「重要事項の説明」を受けます。法律で売買契約を締結する前に購入予定者に対して物件に関わる重要事項の説明をしなければいけないと定められているからです。
主任者が内容を記載した書面を口頭で説明するので、調べた情報と異なる説明はないか確認し、気になる点があれば聞くようにしましょう。
○一般的な本体工事費の割合
住宅建築コストの中心である本体工事費は「躯体工事費」、「仕上げ工事費」、「設備工事費」の3つに分けられます。そのうち躯体工事費が約40%を占めています。
次に設備工事費が約25%を占めており、躯体工事費と設備工事だけで75%を越えます。ここをきちんと理解しましょう。つまり、ここで予算オーバーしたからと言って他の工事でいくら値段を下げたとしても全体としてのコストダウンには繋がりません。
設備工事費が高くなった理由としては省エネ型設備機器や高機能機器を選ぶ傾向にあるからです。
設備投資は快適を実感するために必要な要素ですが、家族にとって本当に必要なのかどうかきちんと判断しておきましょう。
○注意点
本体工事費のほかに「別途工事費」や「諸経費」という費用も掛かります。これは道路から敷地まで引き込む給水管や冷暖房の工事を指します。全体の工事費のうち別途工事費が15~20%、諸経費が10%かかることを把握しておきましょう。
■まとめ
契約時は費用面はもちろん気にすると思いますが詳しい内訳を知っておくことがトラブルの防止や想定していなかった事を防ぐために重要です。