注文住宅を購入するには多額の費用がかかり、誰もがその相場が気になるところです。注文住宅は、住む地域や敷地面積と住宅の構造などのさまざまな要因により価格が決まっています。
同じ建物は一つとしてありませんので相場というものがわかりにくくなっています。逆にいえば予算に応じた建物が建築できると考えていただくことになります。首都圏や大都市圏になればなるほど、建築のための価格相場が高くなります。
特に東京都内は土地が狭いだけではなく高額の建物を建てる傾向が強い地域だということがわかっています。
注文住宅を建てる際に、比較の目安となるのは、坪単価です。注文住宅は、坪単価で決まるといってもいいでしょう。家の本体価格を延床面積で割って算出した坪単価は、いろいろな間取りのタイプ、品質の異なるグレードの設備を採用していたとしても、単純に計算して算出でき、他社の注文住宅と比較するのも簡単です。
坪単価を見ながら、施主が考える予算と注文住宅のグレードや品質などを比べてみるといいでしょう。もちろん、実際に建てられたモデルハウスやモデルルームなどをよく見なければ、本当にその坪単価が高いのか、低いのかがわかりません。
注文住宅の坪単価や相場はいろいろあります。しかし、価格の比較となる目安もきちんとあると考え、坪単価や相場を知ろうとすることが大切です。
例えば、同じハウスメーカーの建物であれば、比較は容易です。グレードに応じて、坪単価や価格相場もはっきりと分類されているからです。
最後は、施主が考えるご予算内に納まる注文住宅であれば、まずはOKでしょう。他社との比較でいえば、同等のグレードの注文住宅の坪単価や価格相場を知ることから始めてみてましょう。
多くの資料を取り寄せたり、ハウスメーカーのサイトをよく見て検討し、注文住宅の価格が高すぎるのか安すぎるのかをよく判断してから、購入に関する問い合わせをしても遅くはないでしょう。